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読むアドバイス

恋愛・結婚・夫婦関係の悩みに関する読むアドバイス

トピックス
草食系アメリカ人夫との結婚に不安
質問
留学先で知り合ったアメリカ人の夫とアメリカで暮らしています。彼は1年半前、IT企業からレイオフされ、それ以来、フリーのプログラマーとして家で働いています。私はフルタイムでテスターとして働いています。不景気のため、彼の仕事は少なく、家事はほとんど彼がやってくれています。もともと彼は独立したいと言っていたし、私も彼に頑張ってほしかったので、始めは問題はありませんでしたが、最近、職場で妊娠ラッシュになり、私の気持ちが変わってきました。今すぐに子どもが欲しいというわけはありませんが、この状態に不安を感じ始めたのです。その話を彼にすると、「今の状態で子どもは無理」と言うだけで、フルタイムの仕事を探すわけでもなく、仕事を増やす努力もしません。彼は今の生活に満足しているようですが、私はとてもそんな気持ちにはなれません。どうすれは彼にもっと頑張ってもらえるのでしょうか。


回答
景気の悪い状態が続くとともに、国際結婚をしている日本人の女性の中にも、あなたのように夫を支えている人が増えています。現代の日本女性には「頑張る女性」が多く、学歴もあり、キャリアもあり、経済力もあります。それに対して、男性の中には社会で「肩身が狭い思い」をすると、草食系になってしまう人が多く見られます。あなたの夫も、プログラマーとしては優秀であっても、自営業として成功させるまでの野心や、押しの強さや、自分をアピールする力などはいまひとつ足りないようです。こういう夫の姿に、妻が「もっと自分が頑張らなければならない」と、もっと働き、疲れ果ててしまう、というケースもありますが、そうなってしまってはいけません。

ここでよく考えてもらいたいのは、あなたたちの結婚のあり方です。以前は、「夫は外で働き、妻は家を守る」というものでした。80年代以降は「夫婦共働き」が増え、現代は「育メン」や「どちらもが子連れでの再婚」も増えています。

現代は、変化が大きく、男女の役割も立場も昔とは違ってきています。従って、結婚の形も多様化しているのです。一般的な結婚、絵に書いたような結婚、というものを追ったとしても、それが必ずしも誰にでも幸せをもたらす、というわけではありません。あなた自身、子どもを「今」持つことにちゅうちょしているのは、そのいい例です。

その点、「自分たちの幸せの形はこれ」とちゃんと分かっている夫婦は幸せです。他人がどうであろうと、何を言われようと、「これでいいんだ」と思えるからです。そこに到達するためには、まず、「お互いが何を求めているのか」、次に「二人は何を求めていくのか」、最後に「そのためにお互いが何をしなければならないのか」の話し合いが必要です。

自分に素直になり、以下のことについて考えてください。あなたの考えがまとまったら、夫と話し合ってみてください。

1)自分のキャリアについてどう思うか
2)夫の自営業についてどう思うか
3)今のストレスや素直な感情はどうか
4)子どもを作るのはどうか
5)二人の将来はどうあってほしいか

これらについての話し合いをする際、始めは言い合いやけんかになることは覚悟してください。というのは、こういった真剣な話がまともにできる夫婦は意外に少ないからです。多くの夫婦が話し合うことなく、「こんなもんだろう」という推定のもとに生活しています。配偶者と見解のずれが生じたり、自分が望まない状態になっても、話し合うとけんかになるので、そのまま我慢して現状維持を続けるか、関係が悪くなっていくか、という人達が多いのです。

「二人で幸せになろう」という基本のスタンスを崩さずに話し合いを進めてください。彼自身が「確かに、僕もそうなりたい」と感じたら、彼は自分から動くようになります。それが肝心なのです。今の彼は、おそらく彼自身もこの先どうすればいいのか、明確には分かっていないようです。二人ともが、「そうだね、こうやって行こう」と心から思えると、二人ともが楽に動けるようになります。そうなるとあなたの気持ちももっと軽くなるでしょう。二人で力を合わせれば、一人よりももっと大きなことができます。どの結婚にも、大きな軌道修正が必要な局面が何度かやってきます。今は、その時期だということです。

(スペースアルク 2012年6月掲載)


すぐむきになる夫
質問
アメリカ人の夫と結婚11年になる日本人女性です。夫とはけんかもしますが仲良くやってきました。しかし、彼の性格においてちょっと気になることがあります。私が夫とは違う意見を言ったり、夫の言ったことが間違っていると指摘したり、「こうした方がよかったのでは」と提案したりすると、「Don't criticize me! I'm absolutely right!」とディフェンシブな態度になり、こちらが、それらは彼に対する批判ではないのだと説明しても聞く耳を持ちません。彼は一体なぜそのように感じてしまうのでしょうか?

回答
夫婦間の会話は時間を経るうちに、会話のパターンが決まってきます。あなたには批判でなくちょっとした意見でも、彼には、彼の決断ややり方にあなたが不満を持っていると映り、「あ、また来た。もう僕を批判しないでくれ、君のやり方を押し付けないでくれ、僕の考えは正しいのだ」となるのです。結局、彼はその場のささいな事への反応のみでそういう態度をとるのではなく、今までのパターンによるうっぷんがたまってワッと態度に出てしまうのです。そうなると、会話はプッツリと切れてしまうか、けんかや口論になるのは必至です。

赤の他人が生活を共にするのですから、日常生活、家計や子どもの教育に至るまで、相手のやり方は、「自分のやり方に合わない」ことが多いと思います。そこでほとんどの人が、「自分のやり方を相手もするように仕向けよう」と、相手のやり方を否定し自分が正しいと言う、または自分の思うように根回しをしてしまいます。誰でも、否定や批判されるのは気に障り、それを続ける相手をうっとうしく感じます。

大抵の夫婦関係の問題は、どちらかが一方的に悪かったり間違っていたりするのではなく、50/50である場合がほとんどです。相手は立派な大人なのですから、相手の行動や決定には必ず理由があるはずです。それを聞き出して理解することで、あなたは納得するし、彼はわかってもらえたと感じます。

「なぜ、そうしたの?」「どうしてそう考えるの?」「それはどういうふうにあなたにとって大切なの?」と、相手の考えが純粋に知りたいという態度で聞いてみましょう。批判的な態度や目つきは決してしないこと。今までの会話のパターンがあるため、初めはやりにくいと思いますが、「あなたを理解したいから」と聞き続けてください。お互いの本音がわかったら、「ああ、だから君・あなたはこうしたんだ」という理解に到達します。理解し合えたら、ではこれからどうするべきかと改善策を話し合うことができて、同じパターンの沈黙や口論から解放されるのです。

お互いに批判することもバカにすることもなく、オープンマインドで聞いてくれるという信頼関係ができたら、家庭内の会話はもっと多く深いものになっていきます。


黒人男性との結婚で悩んでいます
質問
アメリカ人男性との結婚で悩んでいます。彼は基地で働く軍人で黒人です。真面目で努力家で尊敬できる人です。彼の家庭は貧しく、母親がシングルマザーで彼を育てました。父親も兄も刑務所に入っているらしく、彼は、自分はあんなふうになるまいと決心して海軍に入ったそうです。私自身、小学校からずっといじめに遭っていたせいか、彼が肌の色や家庭環境のせいで差別されてきたことが理解できるし、彼は私が初めていじめの経験を話せた人なのです。実は親にもいじめのことは話したことがありません。実家は商売をしていて二人ともいつも忙しく、子どもの話を聞いたりする時間はなかったし、私も彼らに心配をかけたくなくて、自分の悩みは自分で解決していました。それなのに、両親は彼が黒人と聞くだけで、大反対で彼に会おうともしてくれない上、一人娘なのに親を捨てるのかと罵倒し、店は継がなくていいけれど、そばにいてほしいと泣くのです。私にしてみれば、店のことばかりでほったらかされて寂しい思いをしていたのに、どうして私の気持ちも幸せも考えてくれないのかと悲しく、腹も立ちます。彼はもうすぐ軍を辞めて本国に戻り大学に行く予定で、私には結婚して一緒にアメリカに行ってほしいと言ってくれています。私の親には何とか結婚を許してもらうまで、何回でも話に行くと言ってくれています。私はアメリカには行ったことがないし、英語もほとんど話せませんが、絶対に二人で幸せになろうと思うのです。かといって親を裏切るようでつらいし、でも彼と別れるなんて考えられません。どうすればいいのでしょうか?


回答
結婚に際してはもちろん親には祝福してもらいたいものです。罵倒され、泣かれ、大反対されるのは、大変つらいことでしょう。親としても、娘がアメリカ人に嫁ぐなんて想像もしていなかったことで大きなショックに違いありません。時間をかけ少しずつ理解を求めるしかないでしょう。ですが、今の状況で親を裏切るようでつらいと感じるあなたですから、例え親が賛成しても、外国人と結婚することに罪悪感を持つのではないかと思います。国際結婚では、年老いた親を近くでサポートしてあげられない、親に我慢させることを覚悟しなければなりません。今のつらい気持ちはある程度将来も続くことを踏まえて、結婚を決意する必要があります。他国に住居する国際結婚は、それだけ厳しいものなのです。

質問文からは、あなたの彼への思いは伝わりましたが、親を説得するような具体的な結婚に対するビジョンが見えてきません。結婚は独立した男女が一緒に生活し家庭を築いていくという毎日の生活の積み重ねです。どのように、学生の彼と生計を立てるのかを説明できなければなりません。現在のあなたはどのような生活をしていますか? 精神的にも経済的にも自立できているでしょうか? 言葉もよく分からない、家族もいない海外での結婚生活は、たとえ愛するパートナーがいようと、現在の生活より何倍も厳しいものであることを認識してください。あなたと彼の立場も随分と変わります。今、あなたが母国で家族や友達に囲まれて暮らしていて彼が外国人である、という状態が逆になるわけです。もちろん多少のヘルプやサポートは彼に望めますが、パートナーである以上、一日も早く一人の大人として自立しなければなりません。あなたが現在、彼以外にも家族、仕事、趣味、友人などの世界を持っているように、アメリカでも夫だけでなく自分の世界を築いていくことが大切です。その努力をしながら一生アメリカに住むという覚悟も必要なのです。

国際結婚をした女性がよく悩むのは、お金の使い方、生活環境、文化の違い、子育ての違い、義理家族との関係です。交際中とは違い、結婚には相手の家族や育った環境もついてくるものです。日本で想像する以上にアメリカの生活環境は多様で、価値観もさまざまです。アメリカは個人主義なので家族との付き合いがあまりないと考える人もいますが、家庭によっては現在の日本以上に家族の結び付きを重視する人たちも多いです。一度アメリカに行って、彼の家族や友達、育った環境を見てくることは大切でしょう。彼にとって大切なものを自分も好きでいられるか、大切にできるか見極めてください。その上で彼との結婚を決めることが、最低限必要です。

彼への差別を理解できたり、あなたのいじめの経験を話せたりと、つらい経験を分かり合えることは大切ですが、それだけでは互いが自立し、尊重し、協力し合う良い夫婦関係とは言えません。これからの生活をどう築いていくのか具体的に前向きに話し合うことが大切です。例えば、将来どういう環境に住むか? 子どもを持つのか? 子育ての仕方は?(注:万一離婚になった場合、アメリカの法律上、勝手に子どもを連れて帰国することはできません。離婚後もアメリカで暮らすようになる可能性は高いです。いきなり離婚の話?と思われるかも知れませんが、アメリカの離婚率は50パーセント以上です) 彼は何を勉強し、将来の就職や収入は? あなたも働く必要があるのか? その場合のあなたの就職と収入は?などが話し合いのポイントです。アメリカでは、日本では普通と考えられるレベルの医療、子育て、老後などにかなりのお金がかかります。こういうことを一つずつ現実的に話し合っていくことで、お互いをより理解でき、親にも彼の人となりを説明しやすくなることでしょう。

以上のことを一つずつ明確にし、将来の生活のために今できる努力をすることで、親への説得力も増すはずです。先を見通したあなたの覚悟と強い意思は親にも伝わるでしょう。少なくとも親の大反対に今ほど心が動揺しないはずです。夫はその地の人ですし、子どももその国の人間に育つでしょう。あなたが一人の女性として充実して生きていくには、彼だけではやっていけません。相当の強さと適応力、独立心が求められます。この親の大反対を乗り切ることは、これから始まるアメリカ生活の"はじめの一歩"です。頑張ってください。

(スペースアルク 2012年2月掲載)


彼に会えないと不安になってしまいます
質問
コミュニティーカレッジに通っている学生です。数カ月前に台湾人の彼氏ができました。彼はとてもやさしい人で、一緒にいると安心できるし、勉強にも集中できます。今まで寂しかった留学生活がやっと楽しく感じられるようになったのです。でも最近、彼はいろいろと理由を付けて、前ほど頻繁に会ってくれなくなりました。私は彼がいないと不安で仕方ありません。彼は私のことをまだ好きだと言ってくれますが、彼の携帯に一日何度も電話をしたり、会ってくれないと泣き出したりする私が重荷らしいのです。でも彼だって、付き合い始めのころは頻繁に私に電話してきていたのです。彼に嫌われたくないけれど、彼と会えないとパニックアタックになってしまいます。どうすればいいのでしょうか。


回答
せっかく彼氏ができて楽しかったのに、だんだん気持ちがかみ合わなくなってきて、もどかしい様子が伝わってきます。好きだという気持ちはつのるのに、なかなか会えないとなれば誰だって不安になりますよね。まずは気分転換に、彼氏以外の友達とちょっとおしゃべりしたり、出掛けたりしてみてください。気持ちが焦っているときに、あれこれ考えても、なかなかいい解決策は出てこないものです。少しの時間でも構いませんから、あえて彼氏のことを考えないようにしてみるのです。

さて、恋愛には気持ちの波があります。付き合い始めの、会うたびにワクワクする、いつも相手のことばかり考えているような、いわゆるハネムーンの時期が終わると、お互いの存在に慣れて安定期に入ります。この時期には多くの場合デートの回数が最初よりも減ってくる代わりに、お互いのことをもっと落ち着いて観察できるようになってきます。このように恋愛にはいろいろな段階があり、さらに人によってそれぞれの段階に進むスピードも違います。あなたたちの場合は、彼氏のほうが早く安定期に入り、あなたはまだハネムーンの時期にいるため、気持ちにずれが生じているようです。

あなたの文面で気になるのは、彼がいないと不安で仕方がない、会ってくれないと泣いてしまう、というところです。留学は人生の大きなチャレンジで、言葉も文化も新しい世界に飛び込んで、つらいこともたくさんあるし、孤独に感じることもあります。だから彼氏ができて留学生活が楽しくなった、というのは良いことです。でもあなたが留学生活を楽しめるようになった理由が「彼氏だけ」だとしたら、彼氏はどう感じるでしょう? あなたにも自分のための時間があるように、彼氏にもあなた以外の友達や、趣味や、自分のための時間がありますよね。彼氏ができてから、あなた自身の時間のすべて、とは言わないまでもそのほとんどを、彼氏とのために使っていませんか? そして彼氏にも同じことを求めていませんか? これは相手がいくらやさしい人でも、無理というものです。

ではどうしたら今のつらい状況を抜け出せるのでしょう? まずそれにはあなた自身の時間を充実させることがとても大切です。例えば大学の学生サークルや地域のボランティア活動などで興味のあるものを探してみるのも良い方法です。せっかくの留学ですから、この機会を使わない手はありません。彼氏がいるいないにかかわらず、あなた自身で自分の留学生活を楽しいものにしていくのです。そうすることで自分にも自信が付いてきます。それにすてきな恋愛をするには、お互いがある程度自立していることがとても大切です。あなたが強くなり輝くと、彼はあなたにもっと引かれるのです。すてきな恋愛と、充実した留学生活を送ってください。ただしパニックアタックの症状が深刻だったり、改善しなかったりするようなら、一度専門の医師に相談することをおすすめします。

(スペースアルク 2010年6月掲載)


夫が浮気しているのではないか
質問
結婚8年目の主婦です。最近、夫の言動がおかしく、たまたま見た彼のメールに浮気とも思えるものが入っていました。夫を問い詰めたところ、彼は「浮気なんてしていない」「ただの仕事関係の女性との軽い冗談のメールだ」「おれを信じてくれ」と言うばかりです。彼の真剣さに、私は自分の思い過ごしだったのかもと気持ちが軽くなったのですが、私の悪い癖で、彼の携帯履歴を見てしまったのです。するとその女性と何度も話していることが分かりました。そのことでまたけんかになると、最後には、「しつこい! そんなにおれを信用できないならもう離婚だ!」と開き直るのです。次の日、夫は「おれが言い過ぎた。ごめん」と言ってくれたのですが、私は納得がいきません。夫は1年前にコンピューター関係の仕事で独立し、寝る間もないほどだったので、私は彼のために栄養のバランスの取れた食事を作り、家事・子育ては全部引き受けて、彼を支えてきたのに、どうすればいいのでしょうか。

回答
昔、浮気が発覚するのは、ワイシャツに口紅が付いていた、ラブレターが出てきた、浮気の現場を目撃した、というような場合でした。現代はメールや携帯など、コミュニケーションの手段がいくつもあり、しかも、それらはすべて記録として残ります。そのため、「浮気ではないか」と思われるものは、どの人のメールや携帯履歴にも見られるでしょう。仕事関係の異性と冗談できわどい話をしたり、パーティーの場で撮った写真を送ったり、電話で何時間も仕事の話をしたり、というのは、昔ならそう簡単には分からなかったものです。

結局のところ、あなたが何を信じるかです。夫を信じようと決めたなら、今後、夫のメールも携帯履歴も見ないこと、そして、二度とこの話を持ち出さないことです。それが信じるということです。夫が開き直ったのは、あなたの彼を信用しない行動が続いたからです。もし、夫が無実だとしたら、あなたのしたことは、彼を信用せず、「やっぱり浮気なんだ」という証拠を、重箱の隅をつつくように集めたことになります。夫は浮気を否定したし、離婚する気もない、あなたも離婚する気はない、というのなら、そんなことに時間とエネルギーを費やすより、二人の時間を作り一緒に何か楽しいことをする、あなたが何か打ち込めることを始めることです。

では、もし、夫が有罪だったらどうでしょうか。彼はあなたと離婚するつもりはないし、信じてくれと言っています。浮気をしたとしても、結婚は続けたいわけです。あなたが「夫が浮気したかもしれないから離婚」というのなら、あなたが離婚を決めなければなりません。しかし、離婚まではする気はない、というのなら、きっぱりとこのことは水に流すことが必要です。「あのとき、浮気を許してやった」というような態度は、あなたからの彼への「貸し」と思うでしょうが、彼にはそんな「借り」を作った覚えがない場合、それは結果的に結婚を傷つけてしまうからです。

あなたは自分のしてきたことにもっと自信を持つべきです。「私は、彼の成功のためにたくさん尽くしてきた。子どももちゃんと育っている。だから、彼も私を尊重してくれているんだ」と思えたら、「彼に裏切られる、浮気される」という恐怖にかられ、コソコソすることはなくなるでしょう。

(スペースアルク 2010年1月掲載)


夫の友達に嫉妬する妻
質問
結婚して二年目の日本人夫婦です。妻は嫉妬深い性格なのか、週末や夜に僕が友達とスポーツをしたり出かけると機嫌が悪くなります。友達は学生時代からの付き合いで、妻もよく知っている人たちです。浮気しているわけでもないし、仕事のストレスをスポーツや友達との飲み会で発散しているだけだと話しても、「私なんてどうでもいいんだ」と怒り出したり、「傷ついた」と言って泣かれることもあります。結婚前は、こんなことで文句を言う人ではなかったし、僕の友達とも一緒に食事をしたりしていたのに、一体、何が変わったのかわかりません。こんな妻にどう対応すればいいのでしょうか。

回答
結婚カウンセリングで問題になるものに、「配偶者の友達との関係」というのがあります。どちらかが友達としょっちゅう会ったり、長電話したりして、それが配偶者には気に入らず喧嘩の元になるのです。それは男性・女性関係なく起こります。友達と会うほうは、「長年の友達だし、会って楽しい時間を過ごしたい」と思うのですが、片方は「ほったらかされた、無視された」と感じるのです。どちらの言い分にも一理あるのですが、上手に解決しないと、口うるさく言われるほうは、もっと家の外に安らぎを求めるようになるという悪循環を引き起こし、結果的に、一緒にいても楽しめない夫婦になってしまいます。

まず、あなたのケースで考えて欲しいのが、「結婚前」と「結婚後」で妻の態度が変わったことです。結婚前はあなたが友達と会っても嫉妬しなかったのに、結婚してから嫉妬するのはなぜでしょうか。カウンセリングに来る、友達と時間を過ごしたい配偶者が「夫」のケースでは、彼の話はたいていこんな感じです。「一緒に暮らしているから、僕が家に帰ってきたら、ずっと一緒ですよ。だから、たまには友達と会いたいじゃないですか。」 その妻に話を聞くと、「二人でどこかへ出かけるとか、旅行に行くというような計画は、すべて私です。夫は自分の遊びの計画は進んでやりますが、私との計画は何も立ててくれません。結局、それが彼の優先順位なんだと思うと悲しくなるんです」という話です。夫は結婚したことで満足してしまい、結婚前のような妻との時間の使い方をしなくなり、妻はそれに怒りを感じて夫への理解がなくなってしまったのです。

結婚したからといって、そこで終わりではありません。結婚してから、お互いが、毎日、「私にとって、あなたが一番」という態度で生活すべきものです。だからこそ、「この人にとって大切なこと」をサポートできるのです。何も、他の人や他の行事を無視しろと言っているわけではありません。あなただって、妻に前のように優しく接してもらえなくなっているわけで、こんな状態は好ましくないはずです。お互いに優しく、思いやりを持って接することができるためには、ただ一緒に暮らしているというだけでなく、「質のある時間」を過ごすことです。ちゃんと夫婦の会話をしているでしょうか。あなたの仕事の話を妻にも話しているでしょうか。何か楽しいことを一緒にしているでしょうか。あなたのゴールは、「友達と楽しい時間を過ごして帰ってきたら、妻が笑顔で迎えてくれること」です。それに向かって努力してください。

(スペースアルク 2009年4月掲載)


自分勝手な彼を変えるには?
質問
前の彼氏がDVをするのでやっとの思いで別れたのに、今度の彼は暴力とまでは行きませんが、自分勝手で、彼の都合のいい時しか会ってくれないし、私が一緒にいて欲しくてそういうと、「君はわがままだ」と怒り出します。会った時は優しい人だし、前の彼のような気性の激しさもないので、この人だと思ったのに、このごろは、大きな喧嘩がよくあり、すべて私が悪いような言い方をされます。でも、その後で彼が優しくしてくれるとやっぱりこの人かと思ってまた同じことを続けてしまうのです。どうすれば彼が変わってくれるのでしょうか。

回答
カウンセリングに来るクライアントの中には、ローラーコースターのような恋愛や結婚が続いてしまう人がいます。彼女たちは「普通の恋愛がしたい、平和な結婚が欲しい」とは言いますが、よく話を聞くと「大喧嘩や修羅場が多く、それ自体は嫌いだが、その後の彼の優しさやフォローがたまらなく嬉しい」と言う人が多いのです。また、問題のない、穏やかな関係は「つまらない」とも感じているのです。ということは、彼女たちが求めているのは、修羅場の後に「彼が私を救ってくれた」「彼が私しかいないと言ってくれた」などの非常に劇的な感情であるということです。「平和・穏やか」という感情は劇的にはほど遠く、それを与えてくれる男性がいたとしても魅力を感じず、激しい感情を呼び起こさせてくれる男性を求めるのです。

もし、あなたが、本当に平和な関係を求めるならば、彼に変化を求めるのではなく、あなたの中の「劇的な感情」を求める原因や理由を考えることが先決です。あなたのそれを求める力はとても強いからです。

「劇的な感情」を求める理由にはいろいろなものがあります。よくある例を挙げるとこんな感じです。例えば、「彼が可哀相だから、助けてあげたい」というのは、彼の短気さや自分勝手な部分は悪いけれど、彼にはいいところもある、私が彼の悪いところを直してあげれば二人はうまくいくはずと考えています。「私には大きな幸せは似合わないから、これくらいの幸せでいい」というのは、いつも幸せ、いつも愛されるなんていうのはおこがましい、つらいことが多くても少し幸せくらいが分相応だと考えています。「過去に、なんでも私のせいみたいに言われたことが多くあったから」というのは、親や友達に言われてきたことと同じことを彼が言うので、きっとそれが本当なのだと考えています。これらはすべて「あなたの中の問題」です。あなたが心の底から「私は幸せになれる人間だ」と思え、「私にも非はあるだろうが、彼にだって問題はあり、彼の問題は彼の責任だ」と思うようにならなければ、恋愛の中でのあなたの待遇は変わらないでしょう。

女性が幸せになるのは「いい男」を見つけることではありません。幸せな女性になれる考え方・生き方に切り替えることが、最も大切なステップです。あなたに関して言うと、幸せな人になれる考え方とは、「すべて自分のせいだと思わずに客観的に状況が把握できる、自分の意志や感情を大切にする、幸せになれる勇気を持つ」ことでしょう。


DV(Emotional Abuse)のアメリカ人の彼との関係
質問
私はDV(Emotional Abuse)の被害者のような気がするのです。2年付き合っているアメリカ人の彼がいるのですが、男女間に起こり得る問題はすべて女性が悪いかの様に言われます。過去に私が男性に捨てられたのは私がアメリカナイズし過ぎて日本人女性の良さを無くしたからだとか、私が他の男性にアプローチされる理由は私がFlirtしたかHoeだと思われるような過去の恋愛話を無闇に周りに話すからだ、等と言われたことがあります。彼のコメントが酷い事は理解しています。でも、私も彼も過去にいろいろ辛い経験をしてきたので理解できる部分もあるし、彼も私を許して受け入れてくれるように私も彼を許し受け入れようとしてきました。喧嘩に火をつけるのは95%の確率で私なのです。そして一度喧嘩が始まると爆弾のように傷つくような言葉を投げつけてくるのが彼です。私は黙るしかないので黙っています。彼は仕事熱心だし誠実で家族思いで、他に良い所が沢山あるので、何とか彼とうまくやって行きたいと思うのです。私としてはコミュニケーションを取ってお互い不満があれば話し合いたいのですが、問題を話題に出そうとすると、「君はいつも喧嘩ばかりしようとする。」「君の問題は君だけの問題であり、僕の問題ではない」と言い、話を聞いてもらえません。私が彼の言葉で傷ついていることも彼に何度となく伝えましたが、彼は自分が全く間違ったことをしていないと信じています。どうしたら彼とうまくコミュニケーションが取れるのでしょうか?

回答
これはEmotional Abuseなのではないか不安でモヤモヤした気持ち、そして何とか現状を打破したい気持ちが伝わってきます。

まずDVの典型的なパターンを紹介しましょう。加害者が被害者に危害を加える(Emotional Abuseの場合、被害者の気持ちを傷つけるような言動を取る)→加害者は感情を爆発させたことで一時的に満足感を得て、被害者に謝る→被害者が「この人(加害者)のことをわかってあげられるのは私しかいない」と信じ込み関係を持続させる→再度二人の間の緊張が高まり、加害者が被害者に危害を加える(つまり最初に戻る)、という悪循環です。
あなたは「私なら彼の言動をわかってあげられる」と、心のどこかで思っていませんか?彼があなたにひどいことを言うのは、彼の甘えた行動です。頭では彼の発言がどれだけひどいか分かっていながら、彼の言動を許して上げられるのは自分しかいない、私は彼に必要とされている=自分の存在意義になっていませんか?

でも本当にそれで建設的な関係を築くことが出来るでしょうか?どんなカップルでも二人の価値観は違うのですから、喧嘩になるのはよくあることです。でもカップルに起きる問題は、あくまで「二人の」問題であり、どちらか一方だけの問題ということはほとんどありません。それを彼は二人の問題と捉えることが出来ないのであれば、コミュニケーションの方法がどうこう言う前に、あなたが付き合う相手に求めるものを今一度見直す必要があります。彼は誠実だとありますが、本当に誠実な人があなたに言ったようなことを言うとは考えられません。彼となんとかうまくやっていきたい様子ですが、彼との関係を続けることであなたにという人間の成長にプラスになることはありますか?

愛する相手とうまくいかなくなったとき、多くの人はどうにか関係を修復しようと努力をします。これは当然なのですが、その努力が実りある場合と、そうでない場合があります。彼との関係を今後どうするのかはあなた次第ですが、別れることもオプションのひとつです。DVの悪循環を断ち切れるのは被害者だけです。あなたが自分にしかない、存在意義を見出せるようがんばってください。

最後に、もし彼のDVがさらにひどくなる様な場合は、いざと言う時に避難できる準備と場所の確保を、彼に気づかれないようにしておくことです。この場合、彼との共通の友人宅は不適切です。あなたの友人に事情を話し、地域の女性用シェルターを調べ、重要書類(健康保険カード、パスポート、キャッシュカードなど)は彼の手の届くところには置かないことです。

(スペースアルク2010年10月掲載)


オンラインで知り合った人との国際結婚。大丈夫でしょうか?
質問
オンラインの出会いサイトで、シカゴに住むアメリカ人の男性と知り合いました。メールやスカイプでの会話は毎日あり、今までに3回、ハワイと日本で会いました。会った回数は少ないのですが、お互いに考え方や価値観が似ていて、驚くほどすぐに意気投合しました。まるでずっと知り合いだったような気がしたほどです。彼は最近、結婚したいと言ってくれました。私は28歳で、今の仕事にも行き詰まりを感じていて、結婚を機に辞めて、アメリカに行くのに抵抗はありません。でも、周りの人から危険だと言われるので、不安がないとは言えません。どうすれば、この人との結婚を安心してできるのでしょうか。

回答
彼と運命的な出会いをして、結婚の話まで、トントン拍子に進んで・・・ あまりにもスムーズに話が進んだことと、周りの警告で不安を感じているようです。結婚を決める前にあなたにして欲しいことは、彼の住んでいるところ、シカゴに行ってみることです。そこで、彼の家族に会い、友達に会い、彼の仕事場を見て、シカゴでの彼をちゃんと見ることです。というのは、あなたが今まで見てきている彼は、「ほんの一部の彼」にしか過ぎないからです。よく、旅行先で知り合った人と恋愛して結婚したけれど、実際に結婚してみると別人だった、という話があります。旅行先というのは「非日常」です。非日常では、誰でもリラックスするし、その場を楽しもうという態度があるので、「いつもの自分」でない場合が多いのです。だから、あなたには、「いつもの日常の彼」を見て、同様に、あなたも「いつもの日常の自分」を彼に見せて欲しいのです。そのためには、あなたがシカゴに行き、一週間でもいいから、共に過ごすと、お互いがお互いのことをもっと知れる、いい機会になると思います。彼も、あなたの日本での日常を見ることです。

そういうときによく観察してもらいたいのが、「相手の問題点」です。結婚カウンセリングでよく聞くのが、「そういえば、始めからこの人はこうでした」「新婚旅行のときに『あれ?』と思いましたが、まあいいかと気にしないでいたら、やっぱりこんなことになった」というようなコメントです。つまり、相手の問題点は関係の早いうちからわかる、ということです。誰にでも問題点はありますが、相手の問題点がどの程度のものか、自分はそれを受け入れられるかどうか、話し合えば解決できるものなのか、などを見極めるのは、幸せな結婚をするためには非常に大切なポイントです。

恋愛中は、どうしても「恋は盲目」になりがちです。しかし、結婚となると一生の話であり、日本を出るとなると大きな賭けです。そんなときに、盲目のままではいけません。無理にでも目を見開き、相手をちゃんと見ること、そして、あなたも相手にちゃんと見てもらうことです。日本人の女性がよくやるのは、「好かれようと思って、いい女性を演じてしまう」ことです。そんな演技は続くものではないし、実際に異国での生活になると、カルチャーショックやホームシックで、演技どころではなくなり、自分の一番弱い部分や醜い部分が出てくるものです。だからこそ、始めから、「ありのままの自分を見せること」が肝心なのです。

また、結婚によってシカゴに住むことになるのなら、あなたは「住環境としてのシカゴ」を見ることです。海外での生活では、どんなに彼が素晴らしい人でも、彼ひとりの力では、どうしようもないことはたくさんあります。例えば、その土地に、日本人のコミュニティーはあるのか、あなたが学校に行ったり、将来なんらかの仕事をしたいと思ったときに、それができるような場所なのか、気候はどうか、などは、あなたにとっては大切な要素です。

また、多くのアメリカ人はFace Bookをしているので、もし彼が自分のFace Bookを持っているのなら、彼にどういう人間関係があるのか、どういう考え方や趣味があるのかを知るために、よくチェックしておくのもいいでしょう。

日本人の中には、バッグや靴などはあちこちの店に行って比べたり、バーゲンを待ったりしてから買うのに、家の購入や結婚などの大きな決断になると、「縁がある」とか「占いでいい相性と言われた」などで、いとも簡単に決めてしまう人がいます。大きな決断には、「自分の目、自分の判断」が何よりも大切です。あなたが、シカゴに出向き、彼の人生をもっと知って、自分の判断でこの結婚を決めれるように努力してください。

(スペースアルク 2011年3月掲載)


不満足な国際結婚と日本文化の関係
質問
日本で出会ったアメリカ人との結婚で渡米した女性です。親の反対を押し切っての結婚でしたが、彼が優しいのと、海外生活へのあこがれもあって決心しました。でも、こちらに来てから幸せではないのです。夫は私を理解してくれないし、日本にいた頃の彼の優しさはなくなり、「外に出ろ」とか「友達を作れ」などと言うのです。こんなはずじゃなかったと思うと涙が出てきます。

回答
あなたのような立場の女性がカウンセリングに来ると、日本文化のある考え方が、不満足な結婚に大きく影響していることがわかります。

「僕は○○さんを幸せにします」はプロポーズの際、日本人男性が女性の家族に言う典型的なセリフです。日本の女性は、このシーンをテレビや映画で見て育っているので「結婚すれば、夫によって幸せになる」と心のどこかで信じている人が多いのです。

国際結婚での渡米には、日本での生活をすべて捨てたり、周りの反対があったり、結婚に至るまでの経緯は大変なものがあります。それでなくても、「夫によって幸せになる」とインプットされてきた女性が、山あり谷ありの道のりを経て結婚すると「彼との結婚のためにこんなに苦労したのだから」と、夫への期待はもっと大きくなるのは当然です。

一般的に、渡米後すぐの頃は、夫は日本を捨てて来てくれた妻に感謝し理解を持って接してくれますが、彼にはここでの生活や人間関係があるため、妻だけをかまうことはなくなっていきます。妻にはそれはおもしろくありません。その上「外に出ろ、友達を作れ」などと言われようものなら、「ひどい、私はあなたのために日本を捨ててきたのよ!」と言いたくもなります。

一方、アメリカの結婚観は「愛せなくなったら離婚」「妻の幸せは夫ひとりの責任ではない」というところです。そんな文化の人と結婚したのに、日本の伝統的な価値観で臨むと、相手がどんなにいい人でも、いつかは相手に失望し、落胆してしまうのは目に見えています。「僕は○○さんを幸せにします」は、おそらく「嫁いだらその家の人間になり、実家とはほとんど縁がなくなり、女性には職業の自由がなかった時代」の産物です。そんな考えを国際結婚に当てはめてはいけません。

「夫のために日本を捨てた」「あなたのためにアメリカに来てやった」という考え方を「私は自分の意志で結婚を決め渡米した」に変えることが、幸せな結婚への第一歩です。

次に変えなければならないのは「日本だったら」という考え方です。日本語なら私だって電話会社に文句くらい言える、日本なら私も働けるし友達も一杯いた・・・という態度は、「だから、私はこの国では何もできないし、外に出たくないし、誰にも会いたくない」と言っているようなものです。その理由が夫なら、また、そこで夫への怒りが大きくなるのはもうおわかりでしょう。

「出会った頃の妻は、テキパキと自立していて、他の日本人女性とは全然違っていた。今の彼女は全く別人で、僕はまるで彼女の父親です」というアメリカ人夫が多いのは、以上の文化的背景から考えると納得できる話です。

渡米後の3-5年は「適応」にかかると思ってください。その間は、英語やアメリカ人が嫌になったり、引きこもりになったりすることもあります。アメリカに来てすぐああしろ、こうしろとは言いません。しかし、「自分を幸せにするのは自分だ」という決心を徐々にしていくことです。どうやれば幸せになるのか模索し、試行錯誤し、なんでもやってみることです。英語、車の免許、なんらかの「手に職を持つこと」か「打ち込める活動を持つこと」は、アメリカで暮らす上の三種の神器と言ってもいいくらいです。そういう努力を続けることで、夫婦関係は平等になり、結婚の質は高まるのです。
(Front Line 2010年8月掲載)


怖くて彼と真剣な話ができない
質問
アメリカで働いている離婚歴のある30歳代女性です。数年前からアメリカ人男性とおつきあいしているのですが、どうもうまくおつきあいできません。ちょっと真剣な話になるとお互いが遠慮からか、無口になったり話題を避けてしまい、肝心な話はほとんどできません。私は気を使って、彼の両親やしんせきの集まりには出席するのに、彼は私のほうの集まりにはドタキャンが多く、来てくれたとしても気乗りのしない態度です。そんなことがあると、彼は本当に私を愛してくれているのかわからなくなります。でも、今更恐ろしくて、彼の本心は聞けません。こんな関係はどうなのでしょうか

回答
恋愛には、不安定だけれど盛り上がっている初期、落ち着いてデートをエンジョイできる安定期、ちょっと慣れてきて新鮮味がなくなる倦怠期・・・などの段階があります。あなたの恋愛は数年目で倦怠期に入っていて、ここでなんらかの進展がなければ別れるか、このままの状態を続けるかという過渡期のようです。あなたは、彼ともっと真剣な話をして、彼にもコミットメント(お互いに忠実であること、お互いを大切な人として扱うこと)をして欲しいと考えています。

あなたのように、日本女性には自己主張をせず、おとなしく、慎ましい人が多いです。気を使って彼の集まりには行くし、彼が嫌がる話題は避けるのに、彼があなたの集まりをドタキャンしても、直接文句は言わないのです。しかし、日本人女性だって人間です。いつか「私のことをどう思っているんだろう」「どうして私の人間関係は大切にしてくれないんだろう」と疑問を持つようになります。ここで何もせずにいると、慎ましい女性を演じ続けるしかなくなり、彼はやりたい放題してくるし、あなたは関係を続けるために、彼のわがままを許し続けなければならなくなってしまいます。

肝心なことを話さずに表面的なきれいごとで済ませたり、どちらかが多大な我慢をしたりいいかげんに扱われたりするのは、いい関係とは言えません。恋愛の段階から考えても、もう次のレベルに行く時です。次のレベルとは、倦怠期を脱出し、カップルとしての質を向上するレベルです。楽しければいい、相手がいてくれさえすればいい、という質から、「お互いがお互いを一番に考える、尊重できる、信頼できる、理解できる、人生のパートナーになれる」というような質に上げていくのです。そのためには、あなたが素直になることが第一です。どうして私の集まりには乗り気ではないのか、私のことをどう思っているのか、今後、二人の関係をどうしたいのか、など、あなたには山ほど聞きたいことがあるはずです。二人ともがそういう状態に気づいているから、お互いが無口になったり話題を避けたりするのでしょう。勇気を出して質問し、あなたの意見もちゃんと言うことです。もし、それがきっかけで関係がダメになったり、彼の態度が悪くなるのなら、彼はそれまでの人なのです。今の状態の関係は質のいい恋愛ではないし、これが続いてもあなたは幸せにはなれないでしょう。恋愛はふたりで作るものです。二人共の努力が必要ですが、あなたがわかっていることをしないで、関係が悪化するのをただ傍観しているのは、あなたの努力不足です。あなたは、アメリカで自立して働いている優秀な人です。怖がらなくてもいいはずです。もっといい恋愛ができるように勇気を出しましょう。


エリートの彼との付き合いに気後れしてしまう
質問
最近、アメリカ人の彼ができたOPTで働く留学生です。彼と二人のときは楽しいのですが、彼の友達と会ったり、彼の職場のパーティに行ったりすると、後でひどく落ち込んでしまいます。彼はアイビーリーグ大学出身のエリートでコンピューター関係の大企業に勤めていて、お給料もすごくもらっています。彼の親はボストンの名家の人らしいです。当然、彼の友達も同僚もそういう人たちばかりで、そんな中に、日本人の私が行くと、穴があれば入ってしまいたいほど、恥ずかしくなり、気後れがして、一言も話せなくなってしまいます。私は、彼と結婚したいと思っていますが、彼は結婚はまだまだ考えられないというし、どうして私とつきあっているのかわかりません。こんな関係はおかしいのでしょうか。

回答
おそらく、彼のこの関係から求めているものと、あなたの求めているものが違うのだと思います。彼は、「結婚はまだまだ」と言う言葉通り、あなたのことが単に好きだからつきあっていて、あなたは結婚を考えてつきあっているようです。結婚を考えるから、出身大学、友達や同僚のレベルなどが気になるわけで、単に「彼が好きだから」と考えて、少しリラックスしてお付き合いしてはどうでしょうか。彼が紹介してくれる世界もアメリカ社会の一部であり、そういう世界が経験できるのも留学のいいところです。日本は大多数が中流と考えていますが、アメリカは、日本よりも階級がはっきりわかれています。お金持ちは途方もなく金持ちで、貧乏な人との格差は大変大きいのです。あなただけでなく、多くの日本人が、同じ学校で知り合った彼・彼女や、友達の家に行ったら大邸宅だった、という経験をしています。

ただ、大切なのは、あなたのニーズもちゃんと考えておくことです。将来、「夫の世界は違い過ぎる、夫の友達も同僚も、自分とはクラスが違う」というのは、精神衛生上よくありません。あなたが将来の夫に求めるものはちゃんとわかっておきましょう。もし、あなたが、「いや、私は何とか、あの世界に入りたい」と思うなら、これから、英語力、キャリア、知識などを磨き、自信をつけることです。彼らはアメリカでエリートの家に生まれ、エリートとして生きてきた人です。あなたは、日本から留学して外国であるアメリカで働いている人です。あなたがやってきたことだって、立派だし、誰にでもできることではありません。彼もやっていないことです。だから、そこはきちんと理解し、「私にだって、すごいところはあるんだ」と自信を持って、もっと大きく自分を伸ばしてください。


アメリカ人の彼との生活に息詰まり気味
質問
アメリカの別の大都市に語学留学で滞在していましたが、遠距離中のアメリカ人の彼と一緒に住むために彼の住む郊外の別の都市へ、全てを捨てて引っ越してきました。都会育ちの私ですが、全てサポートするから大丈夫という彼を信じて来たものの、車の運転免許も持たない私は、学校以外にほぼ外出は出来ず、仕事の忙しい彼を家で待つ生活になりました。彼は本当にサポートしてくれて、学校の送り迎い・お弁当作り・夕食作りなど全てをしてくれました。しかし彼は私の送り迎いで残業が出来なくなり、上司との関係が悪くなり、彼の大事な昇進が破棄されてしまいました。彼は真面目な人で、私が申し訳なくなるほど、私の面倒を見てくれます。それなのに、私は新しい環境になかなか馴染めずに、なぜか涙が出るようになりました。私は学校以外の人と関わりが全く無く、彼はカップルはいつも一緒に行動するべきだという考えがあり、他の人と出かける事はありません。お互い、愛しているのに息がつまってどうにもならない状態なのを感じます。お互い同棲したのも初めてで、小さな事で喧嘩したりと、小さな事を乗り越える事も、もう心が苦しいです。私は心が弱っていて、揉めるのを避けたくて自分の意見を言わなくなりました。でも彼は心配から私に意見を言って強くなって欲しいと言ってきます。その言葉にさえも心がいっぱいになり涙が出てきます。その他にも、車の盗難や銀行のお金を不正に引き出された問題が同時期に起こり、二人とも精神的に疲れていました。ここ4ヶ月の間に様々な変化があり、本当に疲れました。今後、2人の為にも、しばらく私1人で大学の寮に住もうと考えています。色々ありすぎて、私が弱り、2人の関係が父親と娘の様になってしまった気がします。お互いに結婚を考えていますが、今は何もかもに自信を失っています。

回答
あなたは日本からアメリカの大都市へ、大都市から郊外へと、短期間に2度も移動しました。植物が植え替えられると最初は元気がなくなるように、どんなに丈夫な植物だって2度も続けて植え替えられれば、なかなか根がはれずにしおれそうになります。しかも初めての同棲という生活スタイルの変化、車やお金のトラブルもありました。ですからあなたが今、新しい環境になかなか馴染めず、自信を失っているのも当然なのです。

さて、植え替えられた植物が根付くまでには、通常より多くの水が必要です。ですから彼がサポートしてくれるならありがたく受け取っていいのです。ただし植物も水をやりすぎるとかえって根の成長が阻害されるように、彼のサポートが過剰だと、あなたの重荷になってしまいます。そこで「今度から夕食は私が作るね」というように、少しずつ自分で出来ることを増やしていきましょう。こうすることであなたの心の負担が軽減されますし、何より次第に自信が戻ってくるはずです。

文面から気になるのは、彼がなぜ昇進を破棄されてでもあなたのサポートをしたのか、そして、なぜカップルはいつも一緒に行動すべきと考えているのか、という点です。

同棲を続けるにしろ、あなたが大学の寮に住むにしろ、まずは彼とじっくり話し合うことです。日本人はつい「こんなにしてもらってるのに悪い」と黙ってしまいがちですが、これでは問題を先送りにしてしまいます。それにアメリカには相手の気持ちを汲み取る習慣がないので、基本的に言わないと通じません。そこで例えば「サポートには感謝している。でも昇進が破棄されたのはショックだった」「いつも面倒を見てもらってばかりでは、父親と娘のように感じる。よりよい関係を築くためにも、私ひとりで出来ることを増やしたい」というように、あなたが今どう感じているか、これからどうなりたいかを伝えてみるのです。一つだけ注意してほしいのは、もし話していて彼が怒り出したり、あなたの自立に反対するような場合、彼が本当にふさわしい相手なのかどうか考え直す必要が出てくる、ということです。

さて、あなたは日本を飛び出してアメリカに来るという冒険をしました。それから、彼がサポートすると言ったとはいえ、最終的に郊外に住むことを決めたのはあなたです。こんなに勇気あるあなたなのですから、せっかくのこの機会を、自分の人生をより豊かにするチャンスにしてはどうでしょうか?まずそれには、例えば興味のあるボランティアやクラブに参加するなどして、あなたの行動範囲を広げることが大切です。ただしそのためには車の運転が必要になります。最初のうち運転は怖いかもしれません。でもここで安全を優先して彼に送り迎えをしてもらう生活を続けるか、あるいは新たに冒険するか、あなた自身の選択です。

まずはあなた自身が生き生きと自分の人生を歩むこと。そうすれば対等なパートナーとして、彼との関係も輝いてくることでしょう。


インターネット恋愛のつらさ
質問
ネットで知り合ったアメリカ人の彼と、何ヶ月も一日数通以上のメールをやりとりして、本当に深い気持ちや考え方まで分かり合えるようになり、二ケ月前初めて彼の出張先で会いました。その時は二人ともが特別なものを感じたのです。なのに、その後2ヶ月、何の音沙汰もなし。仕事が忙しいんだろう、もしかしたら病気かも、と自分に言い聞かせ待ちました。もうダメかと思った頃にまたメールが頻繁に来るようになり、しばらくしてまたパタっと来なくなりました。初めの頃、私が仕事やプライベートで落ち込んでいた時、彼のメールで随分救われました。ここまで私を理解してくれる人はいないとも思いました。何が問題なのかも聞いていないし、今後どうすればいいかもわかりません。

回答
「苦しかった時に助けてくれた」というのは女性にとってはなかなか忘れられないものです。あなたのケースも、その経験が、彼の無責任な行動を許し、何が問題なのか直接彼に聞かない、という状態を作り出したのでしょう。いくら、優しく理解のある人でも、一日数通のメールから、何の説明もなく二ヶ月なしというのはひどい話です。普通なら、二ヶ月後にメールが来た時点で「なぜ、今まで無視したのか」聞くでしょう。しかし、ネット恋愛をしている多くの日本人女性は、こういう場合、何事もなかったかのように普通にメールを返してしまうようです。すると、相手には「この女性は、僕が何をしても喜んでメールを返してくれるし、怒らないんだ」と映ります。だから、彼の都合によってメールが来たり来なかったりするのです。このまま待てば、おそらく彼からメールは再び来るでしょう。しかし、あなたはそれで本当にいいのでしょうか?

あなたは、自分にもっと素直になり、自分を大切にすべきです。「あれ、おかしいな」と思ったら、メールでも電話でもちゃんと聞くことです。「彼にだっていろいろな事情があって、メールできなかったかも知れないし・・・」はよく聞く女性側の言い訳ですが、理不尽なことを問いただしたことであなたを嫌うなら、それが彼の本性なのです。「親しい仲にも礼儀あり」は、恋愛や結婚にも当てはまります。あなたのことを軽んじる、約束を守らない、自分勝手な時だけチヤホヤする、というような態度は、いい男性とはいえません。

いい男性を見つけるのは、いい女を演じていればいいのではありません。それはかえって逆効果です。あなたが自分を大切にする女性になれば、相手もあなたを大切にしてくれるのです。自分を大切にするというのは、高価な服やかばんを身に着けることではありません。人間関係の中で問題が起きたときに、がまんしたり、相手の言うようにに合わせたりするのではなく、ちゃんと自己主張ができ、「二人にとって良い解決方法を見つけられる」ということです。

助けてくれた彼と、無責任な彼は、どちらも彼の人間性です。過去のいいところだけを見るのではなく、全体としての彼を見ること、そして、あなたの素直な意見を言うことです。それができたら、もっといい恋愛ができるようになるでしょう。


セックスってそんなに大切?
質問
アメリカ人の夫に離婚を考えていると突然言われショックを受け、その理由を聞いてもっとショックを受けました。「セックスの回数が少ない」というのが理由だと言うのです。私達は結婚10年で子供二人に恵まれ、夫婦喧嘩もなく円満で幸せな家庭だと信じていたので本当に理解できません。確かに最近は忙しくて夫の要求に応じれないことがありましたが、日本の友達はみんな結婚10年も経てばセックスレスは普通だと言うし、年齢的にもそんな気になれないのは当たり前だと思うのです。彼に性のはけ口を他で探しても私はいいからというと、もっと怒り出してしまいます。こんなことで離婚を考える彼をどう考えればいいのか、そしてどうすれば離婚しないで済むのでしょうか。

回答
カウンセリングでセックスレスが問題だと言う男性に話を聞いていくと、実は、家事や子育てで妻が忙しくなり徐々にかまってもらえなくなり、淋しさや不満が一番の問題だということがよくあります。女性がそれを聞くと「夫を大切に思っているし、家事と子育てで手一杯なのにこの上、大人の夫のベビーシッターまでしなきゃならないの?」という返事が返ってきます。恋愛中は男女ともがそれぞれから愛情を受け与えますが、子供ができると女性は、子供との関係から必要なほとんどの愛情を得るようになる人が多くなります。だから夫からの愛情は子供ができる前ほどは必要でなくなります。それに対し、男性は子供ができてからも妻からの愛情を欲し続けます。そのため子供が巣立つとがっくりくる女性が多く、セックスレスを理由に離婚を考える男性が多いのです。初めて会った人と握手し、友達同士で別れるときはハグをし、家族間で「I Love You」と毎日言いキスをする、接触文化のアメリカで生きてきたあなたの夫には、「性のはけ口は外で探して」と言われるのは「もうあなたと関わりたくない」という拒絶に聞こえ、「浮気覚悟でも家庭は守りたい」というあなたの思いは全く理解されていないでしょう。

一日は24時間しかないし、どれだけ愛情深い人でも愛せるキャパシティーには限界があります。しかし、元々愛し合って結婚した夫婦なのだから、そのキャパシティー内で相手をかまってあげることは大切です。そうすることで妻は子供が巣立った後でも夫から愛情をもらえるのです。セックスレスが問題と言った夫達がよく言うのは「妻とのハグにしても昔のようなハグじゃないし、僕を見る目も違う」ということです。お互いが家に帰ってきたらまず心のこもったハグから始めてください。そして夫との会話の時間を作ること、夫婦で何か楽しいことを始めることです。夫のためではなくあなたも一緒にして楽しいことを見つけ、お互いにもう一度「ああ、この人のこういう所が好き、この人でよかった」と感じられる機会を作りましょう。そうすればあなたがセックスしてもいいかなと思える時がくるでしょう。


どうしても別れられない日本の彼女
質問
駐在員の男性です。渡米前に彼女と別れたかったのですが切り出せず、そのまま関係が続いています。彼女は時間かまわず「淋しい」「帰ってきてほしい」と毎日長い国際電話をかけてきます。彼女は性格が激しく、僕はとにかく安心させて電話を切るようにしてきたのですが、この年末忙しく帰国できないとわかると「帰ってこなかったら何をするかわからない」とか「死にたい」と過激なことを言うようになりました。時間をかけて説得すればわかってくれると思っていたのですが、今更本当のことは逆上しそうで恐ろしくて言えません。どうすればうまく別れられるのでしょうか。

回答
なかなか別れられないという人には、「優しくいい人」が多いようです。相手を傷つけたくない、お互いが納得の上で別れたい、もしかしたらうまくいくかも、フラれるのはいいけれどフリたくない、自然消滅なら修羅場を通らなくていい、などの気持が背景にあるようです。あなたも優しいから、彼女の電話を「安心させてから切る」ようにしたし、「時間をかけて説得すればわかってくれる」と思っていたのです。しかし、皮肉なことに、「優しくいい人」は自分の意志に反して相手の言う通りにしてしまうため、よかれと思ってしたことが、後に誤解、自己嫌悪、後悔や罪悪感を生むことになってしまいます。

自分を犠牲にして愛してもいない相手の言う通りに行動し、自己嫌悪に陥る人は本当にいい人でしょうか。自分に素直になり、それに応じた態度を示し、その反応と結果を受け止める強さを持って始めて、本当の意味の優しくいい人になれるのです。「別れ」には心の傷や修羅場はつきもので、お互いが納得してするものではないことを覚悟してください。

彼女の激しい性格を考えると、電話やメールで別れ話をするよりは、あなたが帰国した際の方がいいと思います。それまでに、別れを決めた理由をはっきりさせること、別れるために自分が悪者になる勇気、別れ話をした後の対策を考えることが必要です。そのために、あなたの非だけでなく、彼女の非も客観的に見てください。どうもあなたは自分の非(日本を離れる前に言えなかった、アメリカに来てからもずるずると続けてしまった、など)ばかり見ていて、それも別れられない原因になっています。これまでの二人の歴史から、依存性が強い、精神的に不安定、激情的など、彼女の人間性をもう一度考え、別れる理由をしっかり持ってください。

別れ話後の対策として、例えば、自殺をほのめかしたら病院や警察に連絡する、取り乱しそうなら公園などの場所で話す、など、彼女が逆上して最悪の場合するであろうことを想定して、あらかじめ準備を考えておくことです。

最も大切なのは「一貫した態度」です。別れると決めたなら中途半端な優しさや思いやりは逆効果です。冷たい、無神経などといわれても、一貫して、「別れたい」態度を示し、お互いがよりよいパートナーを探せる状態にする方が本当の優しさではないでしょうか。


中絶後の彼の態度に悩んでいます
質問
一ヶ月前に中絶しました。私も彼も留学生なので、二人で考え納得して出した結論でしたが、その後の彼の態度にショックを受けています。私はずっとそのことを考えていて勉強どころではないのに、彼は「仕方がないだろう」とか「忘れよう」とか言うだけで、全く罪の意識がないようだし、私を避けているような気もします。私はこれから二人でがんばって卒業して、いい家庭を作ろうと考えているのに、彼を見ていると「中絶したからこんなふうになったのかも」と思うようになりました。一旦こう考えてしまうと取り返しのつかないことをしてしまったと、誰にも言えず苦しくてつぶれてしまいそうです。

回答
いくら二人で考えて決めたことでも、中絶に関しては、男と女では受け止め方や感じ方に非常に大きな違いがあります。恋愛関係でも、夫婦間でもその違いは見られます。一般的に、男性はそれを一時的なものとして捉えますが、女性はもっと複雑に深く受け止めます。妊娠して体に変化が現れ、中絶したことでまた別の変化が体に現れ、女性は肉体的に大きな負担を背負います。精神的には、妊娠のショックから、生んだらどうなるか生まなければどうなるかという葛藤を経て、中絶の手続きの辛さと処置の怖さ、そしてその後長く続く罪の意識、その上、同じ痛みを分かち合うはずの彼の冷たい態度・・・いくつもの悲しみや辛さの渦中に今のあなたはいるのです。

まず考えて欲しいのは、あなたが取り返しのつかないことをしたと考える理由が、彼の冷たい態度によることです。まるで妊娠を続けて出産していれば、すべてうまく行っていたということになりますが、本当にそうでしょうか? 中絶を決断した理由をもう一度思い出してみてください。それらの理由はあなたが現実に基づいて考え出したはずです。留学生という立場ではこの場合、どの選択でも傷つき悩むと思います。辛い選択の中から今の自分にとって正しいものを選んだことを忘れないでください。次にあなたに尋ねたいのは、「二人でいい家庭を作って」とありますが「今の彼」と本当にそうなりたいと思えますか、ということです。あなたは罪悪感から、彼と作った罪を二人でつぐなうために家庭を作らなければと考えているような気がします。

今の痛みが和らぐのにはとても長い時間がかかります。嵐のような心の状態が落ち着くまで忍耐と自分への優しさが必要です。何か心が休まることを見つけてください。そして最後にわかって欲しいことは、過ちや失敗が人生を悪くするのではないということです。過ちや失敗は人生をよくするためのレッスンです。中絶したから彼に冷たくされたのではなく、中絶したから二人の関係がどういうものかわかったのです。留学を終え、留学があなたの将来のプラスになるように努力することで、あなたはちゃんとこの辛い経験から何かを学んだことになるのです。そのために自分を許してあげることも大切ですよ。


結婚の意義って?
質問
アメリカで働いている三十代の男性です。仕事と友達と趣味などで充実した日々が気に入っていているのですが、日本にいる親から結婚に関してプレッシャーをかけられ困っています。久しぶりに帰国したくても、お見合いさせられるのが嫌で帰ることさえ躊躇するほどです。両親は昔からケンカが絶えず、離婚すると絶えず言い続けているような夫婦で、子供達に結婚に全く夢が持てないような状態を作っておきながら、僕がそれを言うと「結婚しないと一人前ではない」とか「早く孫の顔が見たい」とかいう答えが返ってきて、まったく分かり合えない状態です。親は一体何を考えているのでしょうか。それに結婚がどう人を一人前にするのでしょうか。

回答
それぞれの人の人生の選択は一人ずつ違って当然ですが、親・友達・社会などから一定の価値観を押し付けられたり、違う選択をすると反発されるのも事実です。結婚といった大きな決断は自分の意志で行うべきで、親や世間を満足させるためのものではありません。しかし、そこで必要になってくるのが人と違った人生を選ぶ勇気、そして自分はこれでいいのだという自信です。あなたには、今の生活が充実していることと、親の不幸な結婚を見て育った子供としての経験という二つの根拠があって結婚は考えていないのです。自分の人生観を尊重することがまず大切です。

第二に、親の考えは何かですが、この世代の日本人の多くは「結婚・子育て」を成人した大人がすべき当然の役割であると考え、個人の幸せよりも「役割をまっとうすること」に重きを置いて生活しています。あなたの親の場合も「離婚したくても子供のために我慢して育て上げたこと」に誇りや達成感を感じ、子供の結婚・出産がそのご褒美であると考えているようです。しかし、子供側は親の結婚や子育ての「質」を肌で感じながら育つので「あれが結婚で子育てなら自分はいらない」と思うようになります。あなたが親と分かり合おうとするならば、「子供のために不幸な結婚を耐えた」親の犠牲を認識し、「それでも立派に育ててくれた」ことへの感謝の気持ちを表すこと、そして親にアメリカの生活を見せたり、旅行に連れて行ったりすることなどで、結婚以外の形で親孝行ができると思います。

結婚が人を一人前にするのなら、一人前ではない人間が結婚によって一人前になれるように聞こえます。しかし、結婚は掛け算です。半人前の人間と半人前の人間が結婚すると0.5X0.5で0.25になり、一人でいたときよりももっと小さな人間になってしまいます。精神的にも社会的にも自立できていない二人が結婚すると、結婚前よりももっと大きく複雑な問題を抱えてしまうということです。結婚で一人前になるのではなく、一人前になった人が結婚してもいい状態になると言った方が正しいと思います。


夫婦間の子作り願望の違い
質問
28歳の女性。留学で数年前に来て、一年前にアメリカ人と結婚、今は二人とも働いています。夫は子供が欲しいのですが、私はどうも抵抗があるのです。私としては、元々子供が欲しかったわけでもなく、仕事も好きで、今の生活に満足しています。でも、夫は親になりたいというし、周りの母親達に子供を育てなければ一人前ではないといわれると反論できず、かといって、こんな気持で子供を作るのは無責任な気がします。どう考えればいいのでしょうか?

回答
子供を作る理由は、人間の存続のため、家を続けるため、親に孫を抱かせてあげるため、寂しいから、老後のため、母親になりたいから、夫のため、世間から一人前に見てもらうため、子育てしたいから、女性としての機能を使うためなどでしょう。

子供を作らない理由を考えると、子育てする気や自信がない、他にしたいことがある、遺伝的な病気を持っている、不妊、自分の老後のために子供を作るのはどうか、経済的問題、これからの社会に不安を感じるから、などではないでしょうか?

「結婚子育てが女性の幸せ」「30歳までに二子出産」という価値観で、子供を作っていた世代と違い、今の若い女性は、結婚の意義やありかた、仕事の展望、子供を作る意味、子育ての質、子供が育っていく将来の社会まで考えています。これは、現代日本の少子化の問題と深く関係していて、こんなふうに考えるのはあなただけではないし、あなたが責任感のある人だから悩むのです。

留学してきた人は、アメリカの生活や仕事に夢や目標があったはずです。あなたのアメリカでの目標は何でしょうか? 世間から見て、親から見て、夫から見て、というのでなく、あなたが見ていいなと思う人生はどんな形をしているのか、自分の理想の人生を描いてみてください。もし、その中に子供が入っていないのなら、それはそれでいいのです。今は、結婚しなくても子供が作れ、結婚にもいろいろな形がある時代です。あなたにはあなたの結婚があり、幸せの形がある。まず、それを見つけてあなたが受け入れることが大切です。

次に、あなたの「人生観と、子供が欲しくない理由」を全部書き出してください。そして夫ともっとよく語り合ってください。自分の子供が欲しい、結婚しているのだから、といううわべの理由だけではなく、「なぜ」親になりたいのかをとことん話してもらってください。そしてあなたは、子供に関する自分の意見や、考えを全部彼に伝えてください。夫婦間で、夫婦のありかた、子供のこと、人生設計、に関してお互いの理解がなければ、納得できる結果にはなりません。もし、夫のために子供を作ったとすると、後々、子育ては大抵の場合女性に比重がかかってくるので、夫への不満の原因になりかねないし、夫がどうしても子供が欲しいのにあなたのために作らないとなると、これも後で問題になります。

まず、よい夫婦関係を築くこと、ここから始めてください。


夫が宗教にのめり込み悩んでいます
質問
夫(アメリカ人)が宗教に熱心で悩まされています。結婚して10年、子供が一人です。結婚したときは違う宗教だった(熱心ではなかった)のですが、5年ほど前に今の宗教に変わりました。始めのうちは悪いことではないので、私(日本人で無宗教)も協力的だったのですが、夫が熱心になればなるほど嫌気がさしてきました。普段の二人の会話の中で宗教的なことを言って、その場をしらけさせてしまうことも多々。度重なる喧嘩の結果、私はストレスが原因で頭痛やじんましんに悩まされるほどに。今では聞くのも嫌なので、お祈りなどは一切声を出してしないようにしてもらってます。二人の同意で、子供に対して宗教的な教育も一切認めていません。

現在の重大な問題は寄付金です。夫は宗教で決められただけの寄付金をしていますが、これに私は大反対。寄付額も以前より増えてます。今では、酒やたばこよりはマシな額ではありません。大きな喧嘩を繰り返し、私が折れて認めたもののやはり納得がいきません。寄付額の半分を私の希望するところへ寄付したいと言っても聞き入れようとしません。二人が平等であるには私が寄付をすることに対して折れたように、寄付金の行き先に対して夫も折れるべきだと主張しています。

夫はやさしくて、まじめで酒、タバコ、ギャンブルなど一切しません。生活は普通で、私は専業主婦。もちろん私は夫を愛しています。私さえ何も言わなければ、平和な日々を送れます。でも夫の宗教に強い反感を持っているために、そっちにお金(寄付金)を持って行かれるのは嫌で嫌でたまりません。平和に暮らすためには、私が黙っているしかないのでしょうか。


回答
宗教活動は、夫婦ともに同じ宗教を信じ活動しているならうまくいきますが、どちらかが反対していると、夫婦関係、親子関係が時間とともにぎくしゃくしていきます。宗教は「どう生きるかのポリシー」になるので、生活態度、子育てや教育の仕方、人との付き合い方、時間の使い方、お金のやりくり、将来の展望といった、生活全般に渡っての価値観・判断基準になるからです。もし、寄付金が生活費や子供の教育費にまで影響してくる、すぐに宗教の話になりまともな会話ができない、お祈りや宗教関係の活動に時間がとられ仕事や家庭に支障が出てきている、などの状態になっているなら、ここでなんらかの対策が必要です。いくらあなたが我慢して家庭生活は続いたとしても、夫婦間がそういう関係なら、子供にとってはいい環境ではないからです。

まず、彼のことを客観的にみてみましょう。5年前今の宗教に入ったとありますが、その頃何があったのでしょうか。何が彼にその宗教に入るきっかけを作り、どうしてそこまで入り込むことになったのか、あなたなりに考えてみてください。また、彼の人生観、家族観、仕事観、金銭感覚、さらに、過去10年間の彼の宗教活動を思い出せる範囲で、どう変化してきたかを書き出してください。もし、活動が年々増してきているなら、この先、あなたが望む方向に彼が変わる可能性は低いでしょう。夫がやさしくて、まじめで酒、タバコ、ギャンブルなど一切しないからといって、二人の価値観があまりにもかけ離れているのなら、理解しあい、支えあえる共同体であるとは言えません。

次に、あなた自身のことを考えてください。今、あなたは幸せですか?もしかしたら、あなたは「専業主婦だから」自分が我慢するしかないと考えていませんか?寄付できるお金があるなら、あなたが学校に戻りなんらかの知識や技術を身につけることだってできます。その方が家族として建設的なことではないでしょうか。彼を変えたいなら、まず自分を変えることです。あなた自身が「私は自立できる」という状態になれば、夫との関係も変わってくると思います。


離婚手続きの最終段階で夫からやり直したいと言われ悩んでいます
質問
夫がうつであることから、幸せに思えた結婚生活に突然の終止符を打たれ(離婚宣言をされ)、すでに1年近くが過ぎました。以来別居生活をしてきましたが、カウンセリングなどを通じて不安定な時期を今ようやく乗り越えてきたところです。相手に戻る気がないことを認識したため、弁護士を通して離婚手続きを進めてきました。

ところが離婚手続きも最終段階という今になってやり直したいという内容のメールが送られてきました。宣告を受けてからしばらくの間、彼が私の元に戻ってくれることを強く願っていたので、私にとっては嬉しい知らせのはずでした。けれども、この経験を通じて自分の非などを前向きに考えることができ、前と同じパターンを繰り返したくはないと思うようになりました。いろいろ考えた末、「カウンセリングを通してのみ関係の修復を試みてよいが、ここ1年の相互の経験が違うため、修復できる可能性はゼロに近いであろう。またうつであるとまだ思うのであれば、自分のためにも是非ともなんらかのヘルプを得て欲しい」という内容のメールを送り返しました。それに対する返答はまだもらっていません。

自分が正しい態度でベストの回答を出したと頭では思えるのですが、心にはもやもやとしたものが残っています。アクションを起こせる精神状態に相手があるように思えないですし、彼の肉親より別の地で職に就いたと聞いたので、このまま離婚が成立するように思います。成立したら少しは気持ちが晴れ晴れするのでしょう。1年近く、顔もあわせていませんし、声も聞いていません。相手が目の前に現れたらとを考えると、自分がどんな気持ちでいられるか不安になります。もっと寛容に無条件で相手を受け入れられたら本当はよいのでしょうが、この経験によってうつというものを自ら体験した私はこれ以上の選択・行動ができないでいます。

回答
人生で起こりうる様々な苦難が心理に与えるショックの中で、離婚は配偶者・子供の死に次ぐ第二位にランクされています。そして、少なくとも、二年は精神的・社会的に立ち直るのに要することも知られています。あなたの場合、夫側の一方的な理由での離婚宣告に始まり、一年近くの別居やカウンセリングを経て、彼が結婚を続ける意志がない事を確認してから離婚手続きを始めた訳ですから、あなたの離婚のショックへの適応はすでに始まっていたのです。ところが、土壇場で、彼からの心変わりを知らされ、あなたの気持ちが混乱したり落ち込んでしまうのはあたりまえです。気になるのは、彼へのメールで、彼にヘルプを得て欲しいとありますが、彼は自分のうつを治療していないのでしょうか?さらに、あなたとやり直したいという意志がある彼が、なぜ、あなたに無断で別の地で職を得て、それをあなたに知らせないのでしょうか?そういう状態の彼を、寛容に無条件で受け入れるのがいいと思うのはなぜでしょうか?

恋愛中は「愛は盲目」と言いますが、結婚には「無償の愛」は存在しません。他人同士の契約ですから、家庭がうまくいくように努力する、浮気しない、嘘をつかない、お互いを尊重する、問題があれば対処する、などの条件をお互いが満たした上で始めて愛情が成り立つのです。あなたが今まで考えて、悩んで到達した回答は正しいと思います。これから、まだ何ヶ月、何年かは辛い時期が続くかもしれませんが、一生続くことはありません。あなたが、自分の体や心のケアをちゃんとして、新しい人生に向けて努力することで、いつかはこの辛さから抜け出して、今までよりいい人生が持てると思います。


夫に暴力をふるってしまいます
質問
アメリカに越してきて約半年になります。アメリカ人の夫の仕事と私の英語力をもっとつけるためにやってきたのですが、始めの頃はお互い知り合いもなく全部初めてのことだらけで喧嘩ばかりしていました。今でも喧嘩をする事は変わりありませんが、私が夫に手を出すようになりました。喧嘩の最中はお互いに言いたい事を言い合っていて、解決の糸口を探すことなんてことをしませんし、最後には夫のしたいようになっていることが多々あるので、近頃は自分の意見を言うのが嫌になっています。そしてどうせ言っても分かってもらえないならと、私は怒りが最高になった時(自分の中で溜まっている)蹴ったり、叩いたり・・・をしてしまいます。夫は暴力を絶対にしません。私は後になって「悪い事をしたな」と思うんですが、その一瞬は自分を止められないほど夫を憎いを思ってしまいます。カウンセリングは過去に一回、通っていた教会の牧師先生にしてもらったことがありますが、本格的なものではありませんでした。日本に帰って精神病院に入ろうかと考えてみたり、夫に暴力を振るう自分に情けなくなり自殺を考えたりもします。気を許せる友人はここにはいませんし、日本人と遊びたいともあまり思いません。(無料ESLに行っていますので各国の方と日常会話をする程度です)私はどこを改善すればいいのか、それともアメリカが自分に合っていないのか誰にも相談できずにいます。

回答
第二言語で、アメリカ人の夫とアメリカで生活することは、大変なストレスです。国際結婚のカップルで、喧嘩の際、英語が母国語ではない方が暴力的になってしまうのはよくあることです。日本語でも言い争いになると、自分の言い分を通すため、相手を負かすために、相手が一番傷つく言葉や出来事を持ち出すでしょう? 頭がカッカとしている時、英語でどの程度まで公平にやりあえるでしょうか?。きっと、あなたの思っていることの10パーセントも言えていないと思います。言葉で言えないなら、次は行動で、いかに自分が怒っているか悔しいかを表現するしかなくなるのです。ののしる、叫ぶ、物を壊す、ドアを思いっきり閉める、出ていく、そして相手を叩く、蹴る、というふうに、あなたのストレスが大きくなるにつれて行動はエスカレートしていきます。でも、あなたが精神病だというのでは決してありません。小さい子供が言葉で自分を表現できない時、泣き叫びだだをこねるのと同じ様な感じです。日本人が、アメリカに来て感じるのは、「自分は赤ちゃんみたいだ、何もできない」という無力感です。あなたの今の状態はまさしくそうなのです。

だから、二人ともがそういう状況であることを理解することがまず大切です。そのために、気持ちが落ち着いている時に、まず日本語で次の項目について書き出してみてください。どうしてあなたが怒っているのか、傷ついているのか、イライラしているのか、次に、どうしてあなたが悲しいのか、がっかりしているのか、三つめは、何が怖いか、恥ずかしいのか、何を後悔しているか、または何を謝りたいか。最後に彼への愛情や感謝の気持ち。全部書き終えたら、英語に直してください。そして、それを彼に見せてください。できれば彼にもあなたに手紙を書いてもらってください。とにかく、自分の気持を言葉にすることがヒーリングへの第一歩なのです。

次に、あなたが居心地のよい場所をアメリカにも作って行く必要があります。質問では、友達もなく、ESLで日常会話をする程度、という様子で、このままでは、孤独感と自己嫌悪でもっとストレスが溜まっていってしまいます。この際、自分への投資だと考えて、あなたの学びたい物を英語で学んではどうでしょうか。英語そのもの自体を学ぶ以上に、何かの科目(たとえばアート、コンピューター、など)を英語で学ぶことで一層伸びていきます。よく「英語なんて一人でも、学校に行かなくても学べる」と言いますが、アメリカに住む以上、英語は必要不可欠な生きる手段であり、趣味や片手間で勉強するという気楽なものではありません。外に出て、英語で何かをしていくことで、世界が広がり、友達もできていくはずです。もちろん、日本語で話せる日本人の友達も必要です。日本にいる友達ほど親しい人はできないでしょうが、それでも、自分の言葉で話ができる人を少しずつ見つけていきましょう。

そして、喧嘩や問題が大きくならないうちに、二人でカウンセリングに行くことを勧めます。カウンセラーに何人か会ってみて(短いインタビューみたいなものでいいです)、二人ともがフィーリングが合いそうな人を選ぶことです。できれば、バイリンガルの人が一番いいと思います。あなたは日本語で話し、彼は英語で話すことで公平な意見の交換ができるからです。一回だけではなく、とことん話し合いができるまで続けてみてください。学校に行くのも、カウンセリングもお金がかかります。しかし、彼とのアメリカでの結婚生活を幸せなものにするためには、必要で大切な二人のための投資だと思います。


アメリカ人と国際結婚するには
質問
日本でアメリカ人と国際結婚して、とても幸せそうな友達がいます。私も紳士的な男性との国 際結婚にあこがれ、出会い系サイトへの登録やグループお見合いに参加してみましたが、まだこの人と思える男性に出会えていません。アメリカ人は日本人女性 が好きだと聞いていますが、どうすれば素敵な男性の心をつかむことができるのでしょうか。

回答
女性が気をつけなければならないのは、男性が優しい紳士であると「こんなに素晴らしい人をつなぎとめるために」とてもいい女性、つまり、古風な大和なでし こを演じてしまうことです。彼女たちは、結婚すると、料理や洗濯などをかいがいしくする妻になり、子どもができると仕事を辞めて子育てに専念するのです。それでうまくいくカップルもいますが、うまくいかないカップルには二通りあります。まずは、夫が突然「僕は幸せではない」と言い出し、「君は母になってしまった。僕はそんなことを君に求めていない」という理由のカップル。二つ目は、夫が家事や子育てをすべてこなす妻に慣れることにより、初めはいろいろ手伝っていた人でも何もしなくなり、妻が「どうして変わってしまったの」と失望するカップルです。

互いの文化のいいところに惹かれて恋愛したのに、結婚生活には母国の文化だけを持ち込み、日本的な妻・母の役割を演じると、結果的に夫婦間に価値観のずれが生じたり、相手が「変に日本化」してしまったりします。つまり、中身が母国のままでは、国際結婚はうまくいきませんよということです。

これは男性にも当てはまることですが、彼の価値観や考えを変えるのは、本人であり、他人には不可能です。よく外国人の夫に不満を持つ女性が、「日本的に考えれば、私が正しいのは明白だ」とか「日本ならこれが普通じゃないですか」という主張をしますが、たとえその通りだとしても、相手の考え方が違えば、その言い分は通用しないのです。

アメリカ人と国際結婚したいなら、彼らの考え方、価値観、男女間の関係などについて、よく学ぶことです。例でもあるように、アメリカ人は結婚に、「夫・妻や父・母としての役割」以上に、「人生をエンジョイするパートナー」を求めています。それは毎日の愛情表現、共に楽しめる何か、二人の時間などで、日本人妻にすると「そんなこと、夫婦なんだから」と見過ごしてしまいがちな要素です。アメリカ人男性が、しとやかさや従順さを女性に求めるのは、それに欠けるアメリカ人女性に疲れたからかもしれませんが、だからといって、彼らの価値観までが「日本」というわけではないのです。

また、日本でする国際結婚には将来、夫の母国で暮らす可能性もあると考えましょう。日本で出会った二人で、日本で暮らしていたときはうまくいっていても、外国に引っ越してから離婚してしまうパターンは多いです。二人の間で話す言葉ひとつとっても、日本では日本語でも、アメリカに行くと英語になってしまう家庭がほとんどです。生活環境が変わると、夫婦関係も影響を受けます。国際結婚したい女性には、適応能力、語学力、経済的・精神的自立が何よりも必要とされます。



アメリカ生活に慣れない妻
質問
仕事でアメリカに来て3年です。最近、妻は急に怒り出しては僕を責めたり、「私には何もない」「私の人生は最悪だ」などと言って泣き出したりします。妻は日本で働いていましたが、「あなたのキャリアアップのために」と納得して付いてきてくれたので、今更、責められてもどうしようもありません。それを言うと余計怒り出すのでもう何も言えないのです。僕は慣れない仕事で結果を出すためにがんばっているのに、疲れて家に帰ってきてもこれではリラックスもできません。どうして、彼女は他の人のように、アメリカ生活をエンジョイできないのでしょう。「離婚して日本に帰る」と脅迫のように言われると、誰のためにこんなに働いているのかとむかついてきます。こんな妻をどう扱えばいいのでしょうか。

回答
駐在をきっかけに夫婦仲がおかしくなったカップルがカウンセリングに来られて、男性側がよく言うのは、「仕事だから仕方ないだろう、僕も大変なんだ、もっとポジティブに考えて好きなことをすればいいじゃないか」で、女性側が言うのは、「あなたは何もわかっていない、結局あなたには仕事だけなのよ」などです。そして大抵、お互いが自分の立場だけを前面に出して、自分の方が大変であることを証明しようとすることに力を注ぎ、平行線をたどっているケースが多く見られます。

日本で育つと「相手の立場になって考える」ことを教育されます。問題が起きたら、自分がいちいち言わずともちょっとほのめかせば、相手はそれを察して何らかの処置をする、それがいい人間関係だと思われています。特に夫婦関係ではこれがあたりまえになっていて、カウンセリングでも、「夫婦なら言わなくてもわかるはず」と両者共が言う場合がほとんどです。日本人は間接的な言い方や仕草で自分の立場を伝えるのは得意です。ところが、自分は相手に何を求めているかを尋ねられると、「思いやり」「理解」という漠然としたものか、「何をすればいいかくらいこっちの立場になればわかりそうなもの」と全く相手まかせです。

この、「相手まかせ」が問題なのです。「もし、相手に思いやりと理解があれば、私は何をしたいのか、夫に何をしてもらいたいのか」という、次の段階に進まなければ、このレベルでスタックしたまま不信感はつのっていく一方です。彼女しか彼女の気持はわからないのですから、まず、妻の気持をじっくり聞いてあげてください。答えを与えない、説得も説教もしない、批判しない、却下しない、そういう態度で聞くのは男性には「女々しい」と思われがちですが、日本的思考であなたに解決を期待している妻に、いきなり答えを求めても出てくるわけはありません。「例えば、私が___する、とか、あなたが____する」というふうに彼女から何らかのアイデアが出てくるまで、我慢して聞いてあげてください。

彼女の話が聞けるようになったら、彼女もあなたの話が聞けるようになるのです。どちらかが始めなければいけません。いつまでも「いつか誰かが何かしてくれる」のを待ち続け、解決策が出せない夫婦のままでは、二人の関係は危なくなってしまいます。


夫の帰りを待つだけの駐在妻
質問
32歳主婦です。10年近く勤めた仕事をやめて、夫のアメリカ赴任についてきて一年少し経ちました。せっかくアメリカに行くからには何か有意義なことをしようと思っていたのに、英語もできない、ビザの関係で仕事にもつけない・・・で、結局夫の帰りを待つだけという日々です。自分がなんのためにここにいるのか悩み、うつうつとしています。

回答
最近の日本女性は結婚しても仕事を続ける人が多く、経済的にも社会的にも自立した状態にあります。あなたの場合も仕事を10年近く続けられた訳ですから、キャリアの上でも前進していたはずで、その時点ではあなたは夫と同等の気持ちでいられたと思います。ところが、アメリカ赴任で仕事を辞めたこと、英語ができないこと、ビザで働けないことなどで、あなたの家庭での立場は、がらっと変わってしまいました。

夫の帰りを待つのみの生活はとても辛いことだと思います。仕事によって得られるものは数々あります。社会に出ているという自信、経済的見返り、自分がなんらかの社会の役に立っているという実感など、それらは10年の仕事を通じてあなたという人間の一部になっていたのです。

アメリカに来るためにそれらを全て失ったのは大変な喪失です。アメリカで何か有意義なことをしなければと思っても、次の転勤が決まったら、またそれを捨てなければならないのなら、新しいことを始めるのがおっくうになるのはあたりまえです。

一般に転勤が多い夫を持つ妻は、キャリアが持てないと思われているようですが、職種によっては可能なものがあります。ビザで働けない、英語ができないというブレーキがあるなら、逆に考えて、英語から始めて、次に、将来役に立つような専門の勉強をするという道を考えてみてください。過去に、駐在中に大学に通い、日本に帰国後それを生かして40代で新しいキャリアを始めた人がいます。もし、学位や認定証をとるためのコースの途中で夫が転勤になっても、学生ビザに変えてアメリカに残り、それが終わってから夫と合流することも可能ではないでしょうか。体裁やそれぞれの家族がどう思うかよりも、あなたが満足した生活スタイルを作っていかなければ、夫との生活はこのままうつうつとしたものが続いていくのです。

ご主人は、日本でのわずらわしい人間関係がないアメリカで、広い家やアパートに住めて、働かなくてもよくて、何が不満なのかと思われるかも知れません。でも、彼女がアメリカに来るために捨ててきたものを考えてあげてください。妻のストレスを理解して、これからの彼女のアンビションを応援してください。元気がなくなっていく妻と一緒にいても楽しくないし、返って気を使ったりけんかになってしまいます。「夫が働きいい給料をもらい、妻が家を守る」という昔のパターンから離れ、現代 の夫婦の形はもっと様々です。夫も妻も既成の価値観に縛られず、自由に二人の幸せの形を模索してください。


家族から感謝されず、ひがみっぽくなる自分
質問
夫の駐在で渡米して25年です。夫はこちらで独立、子ども2人は大学を卒業し1人は別の州 で、1人は日本で働いています。最近、夫や子ども達に「お母さんはひがみっぽい。ネガティブだ」と言われます。彼らがみな好きなように生きているのは、仕 事人間の夫を支えひとりで子育てをしてきた私がいたからなのに、夫は自分の仕事や趣味のことばかりで私には何の感謝もなく、子どもらはまるで自分達で大き くなったかのような態度。老後もアメリカになりそうで、言葉もままならないこんな場所で年老いていく私の人生は一体何だったのかと、情けなくもあり腹が立 つ毎日です。

回答
独立した夫を支え、アメリカと日本で活躍する子ども2人を育てたあなたは、妻として、母親として成功した人です。それなのに、情けなくなったり腹が立っているのはなぜでしょうか。子育てを終えた女性で「……してくれない」「○○さんは……してもらっている」というモノの言い方をする人がよくいます。家族のために苦労し自分を犠牲にしてきた女性が、年齢を重ねるとひがみっぽくなるのは、「あれだけしたのに、私がもらえる報酬はこれだけ?」というところにあるのではないでしょうか。あなたの期待していた報酬の中に「老後は日本で」も含まれていたとすると、あなたの悲しみや怒りは当然の反応です。しかし、このままひがみっぽい態度を続けたらどうなるかというと、家族はあなたに優しくしてくれるどころか、敬遠するようになるかも知れません。

まず「あれだけ夫と子どものためにやったのだから、今度は彼らから何かが与えられるべき」というところを直さなければなりません。「私は夫を支え、立派に子育てをした優秀な女性だ。だから自分を幸せにする能力もある」に書き換え、あなたがやりたいこと、好きなこと、欲しいものを手に入れていくのです。

次に、これまでは「夫と子ども」があなたの人生を決定してきたので、子育てが終わった後でも「本当はこうしたいが、○○の事情でできない、こうするしかない」という考え方で過ごしがちになるところを、「これからは自分が決める」に変えるのです。

あなたが少しでも「楽しい」「うれしい」と感じることを「自分で」手に入れることで、あなたの言動は必然的に変わっていきます。そしてポジティブな態度になったあなたには、自然に夫も子どもも近づいてくるようになるのです。


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